令和2年8月28日

生徒、保護者の皆様

秋田県立仁賀保高等学校
校 長  小 園  敦

コロナ禍における健康、安全・安心の確保について(お願い)

 新型コロナウイルス感染症への対応に関して、保護者の皆様から感染対策の基本事項を踏まえた、検温やマスクの着用、三密の回避に関する指導を含めたご協力をいただき、誠にありがとうございます。

 2学期が始まり1週間が経過しました。生徒は、コロナ禍における新しい生活様式を意識して学校生活を送っています。これもご家庭での指導の賜物と感謝しております。

 このところ、日本全国が猛暑に見舞われております。秋田県は、本日この夏一番の暑さになるようです。このような状況下で本校でも、生徒の健康、安全・安心の確保に関して、細心の注意と対応が必要となります。

 一斉メールでお知らせしたように、本校では熱中症による健康被害を回避するため、昨日は急遽4校時で放課し、帰宅させる判断をしました。急な決定で、保護者の皆様には大変ご迷惑をおかけしました。これは学校が大切なお子様をお預かりしている以上、「いのち」を守り、生徒・保護者の心身の不安感を取り除き、安心・安全を確保することを最優先した決定です。

 また、本日は昨日以上に高温になり、熱中症リスクがさらに高いことから、昨日と同様に午前中で放課することにしました。午前中で放課することにより、生徒の学習権の保証等で不利益が生じることのないように対応しますので、ご理解とご協力をお願いします。

 コロナと熱中症という2つの不安感を含め、心配ごとも多いと思いますが、今後とも保護者の皆様と連絡を密にして、柔軟に対応して参ります。何かありましたら、ご遠慮なさらずに学校に連絡や相談をお願いします。

 生徒諸君にお願いします。昨日と本日、諸君が権利として持っている学習権を制限することになりました。午前中に放課となったことは、「特別な配慮」によって諸君の健康、安心・安全の確保を第一に考えた判断であることを忘れないでください。

 帰宅途中、仁賀保高校生としてのプライドを忘れず、公共心を働かせた行動をお願いします。「心、思い」は見えないが「心遣い、思いやり」は諸君の振る舞いとして、相手(世間)に見えるのです。また、帰宅後は各自が計画を立てながら、学習に勤しむようにしてください。

 最後に申し上げます。世の中では、新型コロナウイルス感染症に関連した、誹謗中傷等が報告されています。不安や困り感の多い状況ですが、今こそアイコンタクツを意識して、助け合い、支え合っていければ幸いです。

 本校では、一斉メールやホームページを活用して迅速な情報発信に努めております。具体的な内容等が不明な場合は、ご遠慮なさらずに学校にご連絡ください。

連絡先        
秋田県立仁賀保高等学校
電話 0184-43-4791

東京オリンピック・パラリンピック2020ホストタウン事業「国旗オンライン講座」を開催しました

 先日、8月4日(火)午前10時より、本校3階の視聴覚室にて、にかほ市役所スポーツ振興課と合同開催で「国旗オンライン講座」を開催しました。にかほ市では、来年に延期された東京オリンピック・パラリンピック2020大会に向けて、海外の参加選手と市町村が交流するホストタウン事業に参画し、アフリカ大陸西海岸に位置する「リベリア共和国」のホストタウンとなる予定です。仁賀保高校では、この事業に協力し、大会参加国およびリベリア共和国について学習するため、にかほ市民にも参加していただいて、国際的なスポーツ大会における「国旗」とその意義を学びました。

 講師は、秋田市のご出身で1964年の東京オリンピック・パラリンピック組織委員会メンバーだった吹浦忠正さん(2020年大会組織委員会でも国際局アドバイザーを御担当)です。現在、NPO法人「世界の国旗・国家研究協会」代表をされており、当日は「リベリアの国旗を学んでみよう」と題して、ご指導いただきました。仁賀保高校生・にかほ市民・小学生が約30名が参加して、世界各国の国旗が持つ意義や儀礼上の背景、国旗デザインの意味、国旗と併用される国章などを、リベリア共和国を含めて学習しました。本校は、にかほ市と連携して、今後もホストタウン事業を応援いたします。

にかほ市主催「リベリア講座」にBV会の生徒が参加しました

 8月22日(土)、にかほ市が主催するリベリア講座「リベリアってどんな国?」に、本校のBV会生徒が参加しました。会場は仁賀保公民館むらすぎ荘です。にかほ市では、来年に延期された東京オリンピック・パラリンピック2020で、海外の参加選手と市町村が交流するホストタウン事業にて、アフリカ大陸西岸に位置する「リベリア共和国」と提携する予定です。その一環として、夏休み中の8月4日(火)に「国旗オンライン講座」を、本校の視聴覚室にて開催しました(詳細は『秋田魁新報』8月7日記事で報道済み)。

講師のスティーブンスさんと
リベリアは、公用語が英語なので交流がしやすく、親日国でもあるため、本校でも交流を深めたいと考えています。今後は、生徒会や情報メディア科も加わり、東京オリンピック・パラリンピックに向けて「リベリア応援動画」を作成する予定です。

 現在のリベリア大統領ジョージ・ウェア氏は、FIFA国際サッカー連盟最優秀選手賞やバロンドール賞の受賞者で、ヨーロッパの様々なクラブチーム(伊ACミラン・仏サンジェルマン等)で活躍したサッカー選手です。前大統領のサーリーフ女史は、アフリカ大陸初の民選女性大統領で、長く続いたリベリア内戦を終結させた平和運動が世界的に評価され、2011年にノーベル平和賞を受賞しています。

2学期始業式を行いました

8月21日(金)より2学期が始まり、始業式を行いました。特に3年生にとっては進路を決める重要な学期になります。保護者の方々には後ほどお手元に届くかと思いますが、今年度の学校祭「仁高祭」は一般公開を行わず校内発表のみとなるなど、コロナ対応による行事の変更が多くご心配をおかけしておりますが、今学期も本校教育にご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。

校長先生からは「心は見えないが心遣いは見える、思いは見えないが思いやりは見える」との 宮澤章二氏の詩を引用したお話を頂きました
吹奏楽部の演奏で校歌を斉唱します
3年生の教室にはエアコンが入りました。