卒業式を行いました

 令和二年三月一日、令和元年度第四十一期卒業証書授与式を行いました。
 国及び県教育委員会の要請により、保護者・来賓・在校生不在の卒業式となりましたが、厳粛な中で挙行されました。
 式自体のビデオ撮影を外部に委託し、映像作品として卒業生保護者に送るほか、youtubeで生配信も実施しました。

本校の伝統に則り卒業生全員に校長から卒業証書を手渡しします。
校長式辞
在校生送辞

    送辞
 例年にない暖かい冬も終わりに近づき、日差しに春の訪れが感じられる季節となりました。このようなよき日に卒業生の皆様が晴れて高等学校の全日程を終えられご卒業を迎えられましたことを在校生一同、心からお祝い申し上げます。
希望と不安を胸にこの仁賀保高校の門をくぐってから早三年、今先輩方はこの三年間をどのように振り返っていらっしゃるのでしょうか。多くの人との出会いの中で貴重な体験をし、たくさんの思い出を築き上げてこられたと思います。別れに際し目を閉じると私たち在校生にも先輩方とともに過ごした数々の思い出が蘇って参ります。体育祭や球技大会では、先輩方が優勝を目指して仲間と懸命に練習し、競技に挑む姿を見て、団結とはこうあるべきなのだと教えられました。仁高祭では「にかほっとで開催」という新たなことに取り組み、多くの障害にも試行錯誤を重ね、一般の人のみならず私たち在校生にも感動を与えてくださいました。いずれの行事も私たちの先頭に立ち導いてくださいました。あのもだえるような暑い夏から、暖冬とはいえ寒さが堪える冬までの間、毎日遅くまで教室や図書館で必死に勉強や進路に向けた書類を作成されている姿がありました。そのひたむきに努力する姿を、拝見し、進路希望を実現するということの厳しさと、夢に向かって頑張ろうとする強い意志を感じました。
そうして今新たな人生に向かって出発の時を迎えているのだと思います。時には困難に直面することもあるかもしれません。しかし、そんな時には、仁高祭の時に先輩方が私たちに示してくださったように、試行錯誤を重ねあらゆる困難をも、乗り越えてください。
 そして努力したことにあふれたこの三年間は家族であったり先生の支えがあったからこそ乗り越えられたのではないでしょうか。これからも感謝の気持ちを忘れず、前を向いて、新たな人生の一歩を踏み出してください。
 我々在校生も「自立・克己・友愛」の建学の精神に磨きをかけて、先輩方の熱い思いを託し、築き上げてこられたこの仁賀保高校を大切にし、その伝統を受け継ぎ、さらなる発展に力を尽くすつもりです。先輩方、どうか母校をいつまでも忘れることなく温かく見守り、ご支援くださいますよう心からよろしくお願い申し上げます。
 最後になりますが、ご卒業される皆さんに今後のご活躍とご健勝を心からお祈り申し上げ、在校生代表の送辞とさせていただきます。
 
令和二年三月一日
         在校生代表 根津貴行  
卒業生答辞

   答辞
 鳥海山の雪の冠が例年よりも小さく、日々の日差しも春の訪れが早そうな予感を思わせる今日この日、私たちのためにこのような盛大な式典を挙行して下さり、誠にありがとうございます。卒業生一同心から感謝申し上げます。先ほどより、皆様からのお祝いや激励の言葉を頂戴し、気持ちが奮い立ち身の引き締まる思いです。
 思い起こしてみると、ここにいる一〇二名、一人ひとりに想い出があり、楽しかったこと、辛かったこと、うれしかったことが沢山ありました。創立四十周年と共に、一新された制服に身を包み、大きな期待と不安で胸をいっぱいにした入学式。私たちは初めてここで出会いました。お互い名前も知らず当時は友人ができるか心配でした。しかし、体育祭や球技大会、文化祭や全校鳥海登山をとおして、クラスや学年を越えたつながりを持つことができたと思います。数々の学校行事を積み重ねていくにつれ、気がつくと入学時に感じていた不安はいつの間にかなくなり、毎日がとても楽しく充実した時を過ごすことができました。
 二年生になると、学校生活にも慣れ、勉学に加えて、部活動にも力を注ぐようになりました。部活動では後輩ができた為、今まで以上に活動に力が入りました。また十一月には修学旅行がありました。修学旅行中も学校行事であることを忘れず、京都や奈良を巡って秋田にはない古き良き文化遺産に触れることができました。その中でも一番記憶に残っているのは、清水寺です。秋の紅葉が美しく、舞台の上から一望する京都市街の景観は非常に素晴らしいものでした。
 修学旅行を終えると、私たちはそれぞれの進路実現に向けて動き始めました。日々の授業だけでなくオープンキャンパスなどにも積極的に参加するようになりました。一人ひとりが初めて通る道で不安や緊張でいっぱいでしたが、その気持ちに負けず、全員が進路実現に向けての対策に取り組むことができたと思います。
 そして三年生となり、すべての行事が「最後」となってしまいました。特に昨年度に、にかほ市との連携協定を結んだこともあり、たくさんの方々の協力を得て、学校祭を「にかほっと」で開催しました。当日は訪れた方から数々の温かい言葉をかけて頂き、地域の方との交流を更に深めることができたと共に、地域の方々に支えられているということを、改めて実感しました。
 学校行事など楽しいことだけではありませんでした。3年生には進路を決定するという大きな試練が待ち受けていました。自分自身の進路のため、履歴書の作成や面接練習、過去の問題集を解いたりと一生懸命に取り組んできました。どれも皆真剣になり三年間学んできたこと、培ってきたもので本番に挑みました。人生を左右する初めての挑戦でもあり、挫けそうになったこともありました。どんな時でも、自分自身と向き合い、友人と支え合うことを忘れずにいたからこそ乗り越えることができたのだと思います。この三年間という時間は、勉強だけでは学び得ることのできないたくさんの経験を重ねることができました。
 私たちがこうして成長できたのは、先生方のご指導があったからだと思います。時には優しく時には厳しく、私たち一人ひとりに合わせて丁寧にご指導してくださいました。また、進路のことだけではなく、沢山の場面で悩みを聞いてくださり、励ましやアドバイスをを頂きました。そのたびに少しずつですが確実に成長をすることができたと思います。私たちが今日無事に卒業することができるのは、校長先生をはじめとする先生方のお陰です。心から感謝申し上げます。
 卒業するにあたり、後輩の皆さんに伝えたいことがあります。それは思っている以上に高校の三年間はとても短いということです。だからこそ、今の自分に何ができるのかを考え、思い立ったら直ぐ行動に移すことを心がけてほしいと思います。そしてもう一つ、今まで私たちが伝えてきたことと、みなさんがここで培ってきた経験があれば、仁賀保高校の伝統を途絶えることなく、これからの学校の発展へと繋げられると思います。卒業生一同応援しています。頑張ってください。
 私たちを一番近くで支え、見守ってくれたのは家族でした。どんな時でも私たちを励まし、寄り添い、不安を和らげてくれる、その温かさが嬉しくて、何度も心の中でありがとうと言いました。毎朝早起きしてお弁当を作ってくれたり、学校までの送り迎えをしてくれたり、毎日当たり前に感じていた心遣いに感謝しています。仁賀保高校に通わせてくれて、本当にありがとうございました。
 私たち卒業生は決して一人だけでここまで来たわけではありません。共に学び、共に笑い、共に泣き、共に励まし合える仲間がいてくれたからこそ今の私たちがあるのです。そんな私たち一〇二人全員が集うことは、もうできなくなると思うと少し寂しい気もします。
まだまだ皆と思い出を作りたかったし、一人ひとりともっと仲良くなりたかったのですが、そんな仲間とも今日でお別れです。自らが選んだ道を歩む時がきました。別れは辛いけれど、この別れは通過点です。四月から新たな出会いがたくさんあることを信じて頑張っていきましょう。
 これから先、挫けそうになることもあるかもしれません。そんな時は、仁賀保高校の校訓である、「自立」「克己」「友愛」を忘れずに、これまで学んだ全てをこれからの人生に活かしていこうと思います。そしてこの三年間を糧として、私たちは自ら選んだ新しい道を堂々と前を向いて歩み続けます。
 最後になりますが、私たちの学校生活を支えてくださった多くの方々に改めてお礼を申し上げると共に、仁賀保高校のさらなる発展を願って答辞とさせていただきます。

令和二年三月一日
        第四十一期卒業生代表 熊谷 李桜
youtube配信も行いました。画面では左右反転していますが、配信画像は正常です。
生徒会から胸のコサージュを、同窓会からは右手の卒業証書ホルダーを頂きました。
最後の校歌斉唱。
高校生活の思い出を胸に退場。

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