令和6年4月1日
校長あいさつ
秋田県立仁賀保高等学校長 木村実樹夫
秋田県立仁賀保高等学校のホームページにおいでいただき、ありがとうございます。
本校は、霊峰鳥海山を仰ぎ見る日本海沿岸に位置し、俳人松尾芭蕉が『奥の細道』で「象潟や雨に西施がねぶの花」の句を詠んだ景勝地、にかほ市象潟にあります。
昭和52(1977)年に全日制課程普通科の高等学校として設置され、今年で創立48年目となる学校です。平成15(2003)年度からは、情報社会に対応する人材を育てるため、秋田県で唯一の情報学科である情報メディア科が新設され、情報活用能力の育成にも力を入れています。
令和となった現代は、サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会である、Society(ソサエティ)5.0の時代に突入しています。AI(人工知能)技術の発達による社会の変化に対応するため、教育にもICTを基盤とした最先端技術等の活用が求められています。さらに、世界の生活様式が一変した新型コロナウイルス感染症拡大の影響もようやく治まりつつあります。これからは、「アフターコロナ」の時代を生き抜き、Society5.0を支えるデジタル人材がますます必要となります。
秋田県では令和4年度から「デジタル教育 未来へRUNプロジェクト事業」が5年計画で開始され、本校は普通高校におけるデジタル人材の育成を推進するため「デジタル探究コース」設置の指定を受けました。情報メディア科のみならず、普通科においても、これからのデジタル社会で活躍するために必要となる理論的思考力、提案力、課題解決能力などを身に付けたデジタル人材の育成を推進しております。
また、平成31(2019)年1月には、にかほ市内唯一の高等学校として、にかほ市と地域連携協定を結び、にかほ市との連携を強化しています。地域とともに未来を考え、地域に愛されるように、地域の活性化に貢献する学校を目指します。
校章の「二」の字は、「仁賀保」と「日本海」を「高」の字は「高校」と「鳥海山」を表し、清くたくましく成長、発展する願いが込められています。この自然豊かで、地域に愛される学校で、「自立・克己・友愛」の校訓のもと、自ら積極的に問いを発し、何事にも探究心をもって取り組むことで、世の中に貢献する人材を育成しています。
今後とも皆様の御理解と御支援をお願い申し上げます。