令和7年度 学校防災の日を実施しました。

 2025年10月22日(水)、昨年度に引きつづき、令和7年度 学校防災の日(防災講話・避難訓練)を実施しました。
 
 今年度は、秋田県総務部総合防災課の今野さん(にかほ市象潟町出身)を講師に迎え、演題「大自然を前に私たちができること」という防災講話を全校生徒が受講しました。この講話を受講後、各HR教室に戻って、秋田沖を震源とするマグニチュード8.7の海域型連動地震が発生した想定で、避難訓練を行いました。にかほ市では震度6強を観測、揺れは長周期地震動で約1分間続くと想定し、同時に停電が発生した状態を前提としました。全校生徒・職員が、大津波警報の発表を待たずに3階の視聴覚室・音楽室に垂直避難を開始しました。避難訓練後の今野さんからの講評では「実際に地震や津波が起こるものと想定して、高校卒業後の未来も、危機意識をもって生活してほしい」旨、この地域(にかほ市)の過去の自然災害事例を挙げ、お話をいただきました。最後に、生徒代表が御礼の言葉を述べて終了しました。ご指導に感謝申し上げます。

防災講話をされる今野さん
避難訓練/3階へ垂直避難するようす
今野さんの避難訓練の講評と、生徒代表による御礼の言葉

令和7年度 仁高祭 を開催しました。

 2025年10月18日(土)、令和7年度 仁高祭(仁賀保高校文化祭)の一般公開が行われました。
 
 今年の仁高祭テーマは「轍(わだち)~49年の歴史を胸に~」、各クラス企画、部活動の演奏・発表・展示、有志ステージ発表、今年開設された「学習センター」紹介、総合的な探究の活動発表、情報メディア科が作成したポスターの展示など、日頃の活動の成果を披露しました。ステージ発表では、8月に岐阜県大垣市にて開催された全国専門学科情報科研究協議会岐阜大会(来年、にかほ市で開催)での情報メディア科生徒のプレゼンテーションと、同月のリベリア共和国・にかほ市 大阪関西万博リベリア共和国ナショナルデー交流事業での本校生徒による英語スピーチの動画を含めた報告会が行われました。クラス企画では3年AB組「お化け屋敷」&3年C組「射的」が、同点で最優秀賞を受賞しました。小体育館では、きさかたふーずさんのキッチンカーに出店していただいたほか、こぴあ/おにぎり亭、森の時間、カフェ&リラクゼーション/トランスさんも出店され、たいへん好評でした。保護者の皆さまをはじめ、大勢の市民の方々にも御来校いただき、ありがとうございます。

令和7年度 仁高祭ポスター/テーマ「轍(わだち)~49年の歴史を胸に~」

全国専門学科情報科研究協議会(岐阜大会2025)発表報告/※来年にかほ市で開催予定
リベリア共和国・にかほ市/大阪関西万博リベリア共和国ナショナルデー交流事業レポート発表報告
有志ステージ発表~ダンス
にかほ市学習センター職員による熱唱

閉祭式~クラス企画は、3年AB組と3年C組が同点で最優秀賞となった。

3年生活と福祉「障がい者スポーツ体験~ボッチャ」

 10月3日(金)、県障害者スポーツ協会様にご協力いただき、ボッチャを体験しました。

 始めに、スライドを使って障がいの種類やパラスポーツの始まり、競技用具の工夫等について学んだ後、2チームに分かれてボッチャの対戦をしました。ボールの投げ方を3種類教えていただき、ボールの近さの判定の仕方等を解説していただくと、協力して作戦を立てつつ競技に臨んでいました。

~生徒感想より~
 「いろいろなスポーツをすることで、人脈が広がり運動不足の解消にもつながると思いました。友達や家族に、力加減などが難しかったけどとても楽しかったよと伝えました。」
 「ボッチャを通して、パラスポーツもここまで楽しむことができると知ることができました。楽しいからとにかくやってみてほしいと伝えたいです。」
 「みんなと仲が深まるし、スポーツ好きな人はうれしいと思う。チームと話し合いながらできて楽しかった。」
 「工夫やサポートがあれば、誰でも自分の力を発揮することができると思います。 一緒にスポーツをすることで、お互いをもっとよく知ることができると思いました。スポーツには、人をつなぐ力があると思います。」

「硬式野球部」令和7年度秋田県1年生トーナメント中央地区大会(3-5●)

 10月4日(土)に琴丘スカルパ野球場で1年生トーナメント中央地区大会が行われました。本校からは、相馬選手が秋田高校・由利高校の生徒と合同でチームを組んで参加し、秋田南高校と対戦しました。結果は3-5で負けてしまいましたが、高校から野球を始めた生徒が、セーフティバントや送りバントをアウトにし、打席ではフルスイングの三振や詰まったファーストゴロ、さらには死球で出塁するなど、十分に練習の成果が見られ、非常に感慨深いものがありました。遠いところ応援に来てくださった皆様、ありがとうございました。また連合チームとして一緒に活動してくれた秋田高校・由利高校の皆様、ありがとうございました。

 現在の仁賀保高校硬式野球部は1年生2人、2年生5人で日々楽しく活動しています。来春から、公式大会に出場することを目標に練習に取り組んでいます。応援よろしくお願いします。

【出場成績】9番サード相馬  ①空振 ②空振 ③一ゴロ ④死球

3年生 ~総合的な探究の時間~

 3年生は昨年度から地域探究テーマ「にかほ市を訪れた人が買いたくなるお土産・新商品開発」に取り組んでいます。各班地元の業者に依頼して商品開発・販売を目指しています。

◎5班の取組(情報メディア科3人組)                              高原ヴィラさんにお願いして、にかほ市の特産品である佐藤勘六商店さんのいちじくの甘露煮シロップを使用したいちじくサンデーを作って頂きました!高原ヴィラさんに10月4日(土)~から生いちじくが無くなり次第販売終了  1個700円です。

◎12班の取組                                    アウトドア×岩牡蠣をコンセプトとして若い世代やファミリー向け、にかほ市の特産品の岩牡蠣をレトルトカレーにしてみました。試作品の段階なので非売品ですが作ってみました。

*各班随時投稿していきます。

ジオパークフィールドワークを実施しました。

 令和7年9月18日(木)、1年生を対象に、ジオパークフィールドワークを実施しました。
 
 天候は、あいにくの小雨模様でしたが、十分な熊対策を施した上で、にかほ市の代表的ジオサイトであり、国指定天然記念物の獅子ヶ鼻湿原を見学しました。降雨のため安全を優先し、順路コースを短縮して、赤川の吊り橋手前までを見学し、豊かなブナ林を学習しました。移動バスの中からは、上郷温水路の役割を学びました。
 元滝に移動すると、雨は止み、通常のコースで見学できました。元滝伏流水の流れは、とても美しく、森林の中は涼しく感じました。ここは、にかほ市のミネラルウォーター「鳥海山の真純水」の採水地でもあり、すぐ近くの「本郷の清水」でも、天然の湧水が汲めます。鳥海山・飛島ジオパーク認定ガイドの皆さま、ご指導ありがとうございました。今回の学習を、今後の総合的探究の発表に生かして参ります。

中島台・獅子ヶ鼻湿原の入り口
獅子ヶ鼻湿原の異形ブナ ~ このエリア一帯は、国の天然記念物に指定されています。
元滝伏流水の湧水 ~ 鳥海山から来た溶岩流の末端崖です。

プロジェクションマッピング制作ガイダンス

本校では、DXハイスクール事業の取組の一環として、プロジェクションマッピング制作に挑戦しています。今回はそのガイダンスとして、株式会社ゼロニウム様から講師をお二人招き、実際に専用のプロジェクターを用い、大体育館のステージに3DCGソフトMayaで作成した映像を投影しました。
 生徒たちは、自分たちの身近な空間が映像によって変化していく様子を目の当たりにし、デジタル表現の可能性と迫力を体感しました。今後は、テーマを設定し、企画から制作までを生徒主体で進めていく予定です。こうした学習を通じて、創造力や技術力を高めるとともに、地域に新しい価値を発信できる人材の育成を目指していきたいと思います。

令和7年度DXハイスクール事業 先端技術実用化支援事業 公開セミナー 『製造現場におけるAIの活用』

9月10日(水)、秋田県立大学本荘キャンパスで開催された先端技術実用化支援事業 公開セミナー 『製造現場におけるAIの活用』に、情報メディア科の生徒34名が参加しました。
 セミナーでは「LabVIEWを活用した製造現場向けアプリケーション例」や「画像処理AI開発の入門」について大学の先生方からご講演をいただきました。普段の授業とは異なる専門的な内容で難しいと思う反面、「大学の授業の雰囲気に触れることができて魅力を感じた」「AI技術がここまで発展していることに驚いた」といった感想もありました。
 今回の参加を通じて、生徒たちは新しい技術に触れるとともに、将来の進路や学びへの関心を一層深める機会となりました。

リベリア共和国・にかほ市 大阪・関西万博リベリアナショナルデー交流事業に参加して来ました。

 令和7年8月26日(火)、2年生3名と1年生2名が大阪・関西万博リベリアナショナルデー交流事業に参加してきました。
 
 にかほ市は、東京2020大会のホストタウンとして関わりを持ったリベリア共和国と、大阪関西万博リベリアナショナルデーにてスポーツ・文化交流を行いました。国際交流を通して国際教養を身に付けながら国際理解の促進を図る目的で、仁賀保高校の生徒5名とにかほ市出身の3人を含むダンスチームの4名で参加しました。

 リベリアナショナルデーの公式式典では、日本の外務副大臣とリベリア共和国の外務大臣をはじめ、リベリア共和国の代表団の来賓と500名程の一般観客を前にして、仁賀保高校の2年生の3名がジェスチャーも入れて英語でスピーチをし、会場を盛り上げました。

 その後、リベリア共和国のパビリオンを訪問し、農業、教育、観光、ジェンダーの4分野に注力しているリベリア共和国の豊かな文化遺産について、仁賀保高校の5名全員が今後、小学校や中学校の報告会でリベリア共和国の紹介と大阪・関西万博リベリア交流の紹介ができるように質問を沢山してきました。

 また、リベリア共和国のイベント(文化的なパフォーマンス)では、にかほ市出身のダンスチームの5名がリベリア共和国の伝統のダンスを単独で踊り、大盛況で終わり、無事に交流を終えることができました。

リベリア共和国の公式プログラムでは、2年生の3人がジェスチャーも入れて英語でスピーチをしました。
リベリア共和国のパビリオンでは、2年生の3名が通訳の方を通して、農業などについて質問をして学習してきました。
リベリア共和国のパビリオンでは、1年生の2名が通訳の方を通して、教育などについて質問をして学習してきました。
リベリア共和国のイベントでは、にかほ市のダンスチームの5名がリベリア共和国の伝統のダンスを披露しました。

全国専門学科情報科研究協議会岐阜大会で生徒が発表しました

8月18日(月)・19日(火)に岐阜県大垣市で開催された「全国専門学科情報科研究協議会岐阜大会」において、本校情報メディア科3年生2名と1・2年生が代表として参加し、研究発表を行いました。

 発表テーマは「Unreal EngineとMayaを活用したアバター制作とオリジナルゲームへの応用、DXハイスクールとの展開」です。3年生は、Mayaを用いた3Dアバターのモデリングやリギング、Unreal Engineによる動作制御、自作ゲーム内でのアバター操作について発表しました。自分たちで制作したキャラクターが実際にゲームの中で動く様子を紹介し、会場の参加者から大きな関心を集めました。

 また、1・2年生は今後の展望として、DXハイスクール事業の一環で取り組んでいるプロジェクションマッピングに先輩たちのアバターを登場させる計画や、普通科生徒との協働、さらに地域探究活動と連携した作品制作への意欲を発表しました。

 大会当日は全国から多くの情報科設置校が集まり、最新の学びや取り組みを共有する貴重な機会となりました。本校生徒も事前にリハーサルを重ね、自信をもって堂々と発表することができ、聴衆から高い評価をいただきました。  今回の経験を糧に、来年度秋田で開催される全国専門学科情報科研究協議会に向けて、さらに学びを深め、地域や学校全体を巻き込んだ発信に取り組んでいきます。