令和7年度 産学官連携授業成果発表会

 TDKデザイン株式会社、にかほ市、本校の三者が連携して実施した「産学官連携授業」の成果発表会を11月28日(金)本校会議室において行いました。

グループ毎のコンセプトに基づき作成したポスターについてプレゼンテーションを行いました。

 授業「情報デザイン」の中で、テーマ 「みんなに伝えたいにかほの魅力」~ For the Future にかほ市スマートシティプロジェクト4 ~に基づき、にかほ市の魅力を再認識して、その魅力をポスターにまとめる取り組みを行ってきました。TDKデザインの専門家のリモートや直接での支援を受けることで、実践的な情報デザインの技術を身に付けました。

 発表会では完成したポスターについてグループ毎のプレゼンテーションを行い、審査員や参加者の質問を受けました。

最高評価を受けたグループは12月6日に開催される「鳥海山・飛島ジオパーク 学習研究発表会」でも発表します。

選挙啓発講座・生徒会役員選挙を実施しました。

 11月27日(木)、令和7年度 選挙啓発講座・生徒会役員選挙を、全校生徒を対象に実施しました。
 
 今年度も、にかほ市選挙管理委員会・にかほ市明るい選挙推進協議会の皆さまより、全面的な御支援をいただいて実施いたしました。始めに、にかほ市選挙管理委員会の佐藤事務局長がスライドを使って「選挙啓発講座」を行い、現在の選挙のしくみはどうなっているのか、若者が選挙で投票しないとどうなるのか等を、国政・県政・市町村政の各段階で御説明していただき、この社会で若者の投票がいかに大切なのかを教えてもらいました。その後、期日前投票などの選挙手続きを解説されました。
 選挙啓発講座の終了後、生徒会役員選挙の立ち会い演説会が行われました。立候補した四名は、それぞれが目標にしている生徒会でやりたいことや、もっとこうしたいことを全校生徒に訴えました。各クラスの選挙管理委員が「投票所入場券」を全校生徒に配付して、各学年ごとに、本物の投票箱/記載台/投票用紙を使用して投票しました。投票立ち会い人や投票管理者は、にかほ市明るい選挙推進協議会の皆さまが担当してくださいました。改めて、にかほ市の御指導・御支援に感謝申し上げます。

選挙啓発講座/講師は、にかほ市選挙管理委員会・佐藤事務局長
選挙の事務手続きも、生徒会・選挙管理委員会が行いました。
本物の投票箱/記載台/投票用紙を使用して投票しました。

3年生活と福祉「介護体験」「介護保険制度と福祉用具について」

 11月19日(水)に、にかほ市社会福祉協議会様による「介護体験」を、26日(水)に、株式会社かんきょう様による「介護保険制度と福祉用具について」の講話と体験学習会を行いました。

 介護体験では、福祉や介護を身近に思えるような分かりやすい例えや事例を紹介していただきながら、衣服の着脱・おむつ交換・立ち上がり・移乗について、ボディメカニクスや脱健着患等のコツやポイントを押さえて指導していただきました。
 介護保険制度と福祉用具については、介護保険の仕組みや福祉用具の利用の仕方、住宅改修についてご講話いただきました。また、特殊寝台や車椅子、歩行器等の3ブースに分かれてそれぞれの説明を聞き、実際に体験させていただきました。

 今年度もご協力・ご指導ありがとうございました。  

~介護体験の感想より~
 「体が不自由な人などを一括で考えるのではなく、いろんな考えを持っていることを理解して、尊重することが大切だとわかりました。」
 「親が介護士をしていて、身近な人が介護をするときにどんなことをしているかなどを知ることができてよかった。介護される側の気持ちを理解して仕事をするために、自分で体験してみるということは大切だと感じた。」 

2年生薬物乱用防止教室

 11月7日(金)、由利本荘警察署生活安全課より里崎様、奈良様を講師にお迎えし、2年生を対象に薬物乱用防止教室を実施しました。

 主な薬物の種類と薬物乱用の有害性、オーバードーズ、若者の大麻の検挙数が増えていることとそのきっかけ等について教えていただきました。身近な人から危険薬物を勧められた時の断り方を実践してみた生徒は、「断りづらいことが分かった」との感想を述べていました。

 様々な人や情報とつながる機会の多い高校生の皆さんには、こういった学びの機会を生かし”薬物乱用の危険性は身近にあるもの”と捉え、自分の健康に責任を持ち正しく判断して行動してもらいたいと思います。

小学校プログラミング教室(象潟小学校)

本校情報メディア科の2年生が、小学校を訪問し「mBot(エムボット)」を使ったプログラミング教室を行いました。
 児童たちは、ロボットを動かすためのプログラムを考えながら、楽しそうに操作を行っていました。高校生も児童のサポートを通して教えることの楽しさや難しさを学び、互いに充実した時間を過ごすことができました。
 今回の活動を通して、プログラミングの魅力やコミュニケーションの大切さを改めて感じる貴重な学びの機会となりました。

eスポーツ部 『にかほ市民文化祭2025 eスポーツ体験会』

 11月1日(土)に、にかほ市民文化祭での参加型交流イベントに本校eスポーツ部(1,2年生部員6名)も運営スタッフとして参加し、たくさんの子ども達に楽しんでもらうことができました。eスポーツ体験会は産学官が連携したイベントで3年目の開催となります。にかほ市が主催となるイベントにおいて(官)、機材提供やマインクラフト制作の技術的な支援をNTT東日本が行い(産)、eスポーツ部員がマインクラフトの制作や来場者へのゲーム体験のサポートを行いました(学)。本校の部員にとっても地域の方々と触れ合い充実した活動を行う機会となりました。

3年部 『探究の日』

 11月13日(木)に3年部では、探究の日と称して3つの班が「総合的な探究の時間」の成果をにかほっとで紹介および販売を行います。午前10時から正午を予定しています。数量限定のものもありますので、売り切れた場合は早めに終了となることもありますのでご了承ください。 ぜひ、11月13日はにかほっとへお越しください。

ブナ講演会およびブナ学習を実施しました。

 2025年10月30日(木)、令和7年度 秋田県「森づくり県民提案事業」に基づき、1年生を対象にしたブナ講演会およびブナ学習を実施しました。
 
 今年度は、秋田県内でクマの出没が多発したため、野外活動=鳥海山へのブナ植樹は中止し、鳥海山にブナを植える会の齋藤さん・茂野さんを講師に迎えて「鳥海山にブナの森の復元を」と題して、ブナ講演会を行いました。かつて鳥海山には、世界遺産の白神山地に匹敵するブナの森がありましたが、戦後の混乱期に多くが伐採されて失われました。1990年代に環境問題として地球温暖化や二酸化炭素の排出削減が唱えられ、ブナの森が果たす役割が再評価されて、鳥海山にブナを植える会と仁賀保高校は、ブナの植樹を開始しました。
 講演会を受講した後、バスで奈曽川河川公園に移動し(安全確保のためバス内から)鳥海山のブナの森が蓄えた湧水が流れ込む奈曽川を見学しました。その後、象潟郷土資料館で、鳥海山の山体崩壊が起こった縄文時代晩期の「埋もれ木」を拝見して、潟瑚時代の象潟九十九島ジオラマの解説を受けました。午後は、白瀬南極探検隊記念館にて、映像と企画展「白瀬南極探検隊の学術調査」を見学し、仁賀保高校が現在取り組んでいる国連のSDGs=持続可能な開発目標の大切さを学習しました。
 今年度、仁賀保高校は、秋田県立高校初の国連「ユネスコスクール」認定を目指しています。鳥海山にブナを植える会、各館のご指導に感謝申し上げます。

ブナ講演会をされる茂野さん
象潟郷土資料館 鳥海山の山体崩壊/縄文時代晩期の埋もれ木
白瀬南極探検隊記念館に入館する1年生

2年フードデザイン「茶道体験」

 10月30日(木)、本校茶華道部講師の佐藤様・金様ご指導の下、石州流の作法で茶道を体験しました。2週間後の京都・大阪方面への修学旅行を前に、生徒たちは抹茶や四季折々の和菓子について学んでから臨みました。席入りをし、茶華道部員によるお点前が行われた後、お菓子の出し方やいただき方、抹茶の点て方や飲み方を教わりました。お天気にも恵まれ、和やかな時間を共有できました。

令和7年度 学校防災の日を実施しました。

 2025年10月22日(水)、昨年度に引きつづき、令和7年度 学校防災の日(防災講話・避難訓練)を実施しました。
 
 今年度は、秋田県総務部総合防災課の今野さん(にかほ市象潟町出身)を講師に迎え、演題「大自然を前に私たちができること」という防災講話を全校生徒が受講しました。この講話を受講後、各HR教室に戻って、秋田沖を震源とするマグニチュード8.7の海域型連動地震が発生した想定で、避難訓練を行いました。にかほ市では震度6強を観測、揺れは長周期地震動で約1分間続くと想定し、同時に停電が発生した状態を前提としました。全校生徒・職員が、大津波警報の発表を待たずに3階の視聴覚室・音楽室に垂直避難を開始しました。避難訓練後の今野さんからの講評では「実際に地震や津波が起こるものと想定して、高校卒業後の未来も、危機意識をもって生活してほしい」旨、この地域(にかほ市)の過去の自然災害事例を挙げ、お話をいただきました。最後に、生徒代表が御礼の言葉を述べて終了しました。ご指導に感謝申し上げます。

防災講話をされる今野さん
避難訓練/3階へ垂直避難するようす
今野さんの避難訓練の講評と、生徒代表による御礼の言葉