令和3年10月28日(木)2B「生活と福祉」の授業で盲導犬についての講話を行いました。
「盲導犬とともに生活をしている方の話を聞き、視覚障がい者への理解を深める」というテーマの授業でした。講師に小玉力さんをお迎えし、いつもお世話になっているにかほ市社会福祉協議会の皆さんにもサポートしていただきました。講義のあいだ中、盲導犬は小玉さんの足下で静かに座っていました。
日本には盲導犬が約860頭、秋田県には11頭いること、盲導犬を1頭育てるのに約350万円かかること、7ヶ月で盲導犬になることがわかりました。小玉さんが盲導犬と一緒に電車に乗ったときに、誰も座席を譲ってくれなかったことや、バスに乗ったときには空いている座席がわからず、他人の膝に座ってしまったエピソードを話してくださいました。町を歩いていて、一番危険なことは何か質問すると、「エンジンの音が聞こえなくて、車にひかれたことがある」と話されていました。車の運転中、視覚障がい者が前を歩いているのを見かけた時には、危ないからといってクラクションを鳴らしてはいけないことも知りました。クラクションの音に盲導犬が驚いて、身をひいてしまうからです。このようなときには「止まる」「徐行する」「降りて誘導する」ようにしなければなりません。
今回の講座の内容をしっかりと胸にとめ、自分たちにできることは何か考え、実践できる人を目指したいと思います。