にかほ市観光課主催 ジオサイト・スノートレッキングに参加

 2月7日、仁賀保高校・山岳部が、にかほ市観光課主催のジオサイト・スノートレッキングに参加しました。にかほ市営巾(はば)山(やま)スキー場を出発地点とし、鳥海山・飛島ジオパーク認定ジオサイトである「冬師(とうし)湿原」を目指してトレッキングしました。春から秋は湿地帯のため歩けない場所が、冬季の降雪期だけ踏査可能となるので、雪上をトレッキングしつつ、現地の植生や動物の足跡などを観察し、湿原の重要性と自然環境の保護について学びました。この日は、小雪が舞い散る程度の降雪だったため、比較的歩きやすく、山岳部員2名は、次第にスノーシュー(西洋かんじき)にも慣れて無事に踏破できました。昨年9~11月のフィールドワークに続いて、今回も鳥海山・飛島ジオパークガイドの会にご指導いただきました。仁賀保高校は、これからもジオパーク学習を推進して参ります。

山岳部員とジオガイド柴田香菜子さん。場所は冬師(とうし)湿原の流れ山頂上(後ろは蝦沼(えびぬま)です。
出発前に、巾山スキー場のロッジで冬師湿原の解説を受ける山岳部員
 冬師湿原の植生について現地で植物の「﨔(こぶし)」を観察して学習しました。
【補足解説】千昌夫の「北国の春」の歌詞に出る、春に美しい花を咲かせるのが 「﨔(こぶし)」です。
数メートルの積雪上を歩いているため、電線が低く電柱も短く感じられた。