新型コロナウィルス感染症対策で延期となっておりました入学式を行いました。
いつにない暖冬に戸惑いを覚えつつ過ごしていましたが、本当の春がすぐそこにやってきました。私達五十四名は新たな希望と期待を胸に、四十四期生として仁賀保高校に入学します。
高等学校に入学するということは、九年間の義務教育を終え、初めて自分が決めた道に進むということであり、新入生の中には希望や期待で胸がいっぱいの人もいれば、これから始まる高校生活に不安や緊張がある人もいると思います。私も、今後の高校生活への期待がある反面、仁賀保高校という新たな地で上手くやっていけるのかという不安もあります。自分自身の行動・選択に、これまで以上に責任を追うことになると思いますが、仁賀保高校でしっかりと学び、先生・先輩・保護者の方々の協力を得て、様々な苦難を乗り越えていこうと考えています。
高校に入ってからは、勉学に努めながら部活動の方にも力を入れていきたいと思います。昨年の三月に卒業した私の兄も在学中は部活動と勉強の両立に励んできました。その姿を目標に勉学と部活動を両立しながら頑張っていきたいと思います。また、仁賀保高校での生活や行事を通し、基本的なマナーや礼儀を身につけ、将来に活かしていきたいです。
今年は新型コロナウィルスの影響で、感染拡地域では学校の再開も延期している状況の中、私達新入生のために入学式を開いていただき、ありがとうございます。校長先生をはじめ、たくさんの先生方や先輩方、保護者の皆様にも、心から感謝申し上げます。
新入生一同、本校の校訓である「自立」「克己」「友愛」を深く心に刻み、仁賀保高等学校の生徒として自覚を持つとともに、将来の夢の実現に向け、有意義な三年間を送ることを、ここに固く誓います。
令和二年四月七日
新入生代表 阿部 広夢